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2023/12/28/エイズ予防講話 安八町立登龍中学校(2023年12月5日)

今年も登龍中学校から依頼を受け、10度目となるエイズ講話を行いました。

昨年までは感染症対策のため体育館での開催でしたが、今年は以前に使っていた洗心室という和室で開催され、生徒さんとの距離も近く感じられました。コロナ禍を経て、梅毒等の性感染症も増えており、梅毒が増えるとHIV感染も増えるリスクがあることなどを説明すると、皆熱心に聞いている様子でした。

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主な質問をご紹介します。

質問

Q. エイズの名前の由来はなんですか?
A. エイズは、英語でAcquired Immuno Deficiency Syndromeと言い、その頭文字をとってAIDSと言います。日本語では、後天性免疫不全症候群と言います。
病気になっても治るのは、お父さんお母さんからもらった生まれ持った免疫のおかげです。
後天性免疫不全というのは、生まれ持った免疫が後からなくなる病気ということです。

Q. HIVの名前の由来はなんですか?
A. 同じく、ヒト免疫不全ウイルスの英語名Human Immunodeficiency Virusの頭文字をとってHIVと言います。

Q. AIDSの症状は何かあるのですか?
A. 体の弱い部分にきます。特定の部位の疾患ではなく、人によります。
脳が弱い方は脳炎になったり、肺が弱い方は肺炎になったりします。
日和見感染症という、普通の人であれば問題ないような弱い病原体による感染症が重篤化してしまう場合もあります。

Q. 自分が感染したかもと思ったらどうすれば良いですか?
A. HIVに感染して、すぐに検査してもウイルスを検知できません。
自分が感染したかも、怪しいかも、と思った事があってから、3ヶ月程度が経過した後に保健所に相談してください。
免疫がウイルスと戦った跡(抗体)があるかを検査で調べます。
相談する時は、匿名で良いです。検査は無料で、1時間程度で結果がでます。

Q. AIDSの薬は何年飲めば良いでしょうか?
A. 一生飲み続ける必要があります。
薬を飲むことでウイルスを減らすことはできますが、0にすることはできません。
薬を飲まないと、残った微量のウイルスがまた増えてきてしまいます。
また、薬を飲み忘れると薬が効かなくなってしまうため、注意が必要です。
一生HIVウイルスと共生する必要があり、そのため薬代がかかるのです。

CATEGORY:エイズ予防講演(教育現場にて)

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